ぎっくり腰症状と似た症状（整形外科疾患）
ぎっくり腰症状のようなつらい腰痛を起こす症状のなかには、短期間に重く痛みが出て、ぎっくり腰症状と同じような激痛に襲われる場合もあります。
あまりの激痛のためぎっくり腰症状だと思って、静かに安静にしていても痛みが和らがない場合や、しびれなどがある場合は、医師の診察を受ける必要があります。
ぎっくり腰と似た椎間板ヘルニアの症状
椎間板といいますのは背骨の椎骨と椎骨との間でクッションの役目をしている軟骨で、椎間板が椎間板を覆っている繊維を破って、本来の場所から移動てしまう状態が椎間板ヘルニアという症状です。
本来有るべき場所から飛び出してしまった椎間板が周囲の神経を圧迫するため、ぎっくり腰症状と同じ様に激しい痛みのほか、しびれなどの症状が出ますので、医師によっては、椎間板ヘルニアの初期状態をぎっくり腰症状のひとつとする病院もあります。
ぎっくり腰と似た脊椎圧迫骨折の症状
脊椎圧迫骨折は怪我や骨粗鬆症によって、脊椎の骨が押し潰されて変形してしまう症状で、押し潰された骨の周りの筋肉や神経が刺激されて炎症を起こすため痛みが生ずる症状です。
圧迫骨折というのは普通の骨折と違っていて、一度押し潰されてしまいますと元の状態には戻らないため、骨が圧迫された状態でも痛みが落ち着くのを待ちます。
ぎっくり腰と似た腰部脊柱管狭窄症の症状
腰部脊柱管狭窄症は脊髄を収めている脊柱管が狭くなり、管の中にある神経を圧迫するため、腰や脚の痛みやしびれ、麻疹などの症状が出る疾患です。
ぎっくり腰と似た腰椎分離すべり症の症状
腰椎分離すべり症は腰椎が連結から外れて、前方に動いてしまう疾患で、本来の位置からずれることで、周りの神経や筋肉や刺激され、腰や脚の部分に痛みやしびれが生じる症状です。
ぎっくり腰と似た症状はほかに、悪性腫瘍や化膿性脊椎炎などの疾患が、ぎっくり腰症状に似た痛みを感じる場合があります。
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